個人間融資掲示板は闇金の集客場所です

個人間融資掲示板は闇金の集客場所
個人間融資掲示板は、闇金の集客方法のひとつとなっています。

本来、闇金という言葉はなく、昔は、高利貸し、ヤクザ金融といわれ、暴力団等がシノギ(仕事)の一環として行っていました。
この頃から利息は、法廷利息外になっており、10日一割や元金の倍返しなどとなっていたみたいです。
主に、口コミで集客を行っており、知人から知人へと範囲を広げていました。

その後、団地金融とサラリーマンローンという言葉が出始めます。
これらは、貸金業の免許をもっているが、当時あったグレーゾーン金利を最大限に利用して、法定利息より高い金利を取っていました。
団地金融やサラリーマンローンは、正規の貸金業なので、看板広告やポストに入れる投函チラシを行っていて、ここから武富士などの大手消費者金融も誕生していきます。

この頃には、闇金という言葉も少し出始めたみたいで、出始めた当時は、団地金融やサラリーマンローンのまねをして、電柱に無断で看板を貼ったり、ポストに投函するなどを行っています。
そして、大手の消費者金融がどんどん誕生し、TVCM等をおこなうにつれて、借りたい人も増えていきます。
しかしながら、貸金業から貸してもらえない人も増えてきて、ここから闇金もどんどん有名になっていきます。

インターネットが普及するまえは、看板広告やポストへの投函を行っていたのですが、法規制により闇金はチラシの印刷でさえ、逮捕される状態になりました。
こうなると、闇金は名簿屋から名簿を買うようになり、電話営業を始めます。
現在も、名簿屋から名簿を買い、電話営業を行っている闇金は多いみたいですが、借りる側もなかなかだまされなくなり、効果が薄れてきています。

そこで、目をつけたのが、インターネットの個人間融資掲示板でした。

個人間融資掲示板であれば、名簿屋から名簿を買う必要もなく、電話営業する苦労もいらず、貸してくださいという人がどんどん集まってくるのです。

闇金業者がこれに目をつけないわけもないです。
現在は、個人間融資掲示板自体が闇金による運営と思われるサイトも複数確認されています。
今後どうなるかはわかりませんが、しばらくは闇金の温床となるでしょう。